時間が足りないことの対策
~前回の時間術の続き~
前回の続きとなります。時間不足を解消するための方法を見ていきましょう。
■自然に触れる
都会に住む人は特に、この自然に触れる時間というのは普段の日常では中々ないのではないでしょうか。本来、人は自然の中で暮らし、自然とともに進化してきた生き物です。現代は技術が発達し、人工的な街での暮らしに不便を感じる事はないですよね。自然に触れることで、日常から心が切り離されることで、日常の不安やストレスから解放された結果、心にも余裕が生まれるのです。
私自身、仕事で行き詰まりを感じたり、疲れてネガティブな気持ちになったと感じたときは、自然が多い場所に行くことでリフレッシュしてます。都会でも、自然に触れられる場所は多くあります。一時間程度で良いので、散策したり、ベンチに座って本を読んだり、ぼーとするだけでも、もやっとした感情がクリアされることを感じています。ぜひ取り入れることを推奨します。
~スキマ時間でできる方法~
■背筋を伸ばす
姿勢と心は連動しています。「心技一体」という言葉もありますよね。例えば、自信のなさは姿勢に現れるし、俯いていると、気分も本当に落ち込んできます。
又、姿勢が悪いと、体内の血液の循環が著しく悪くなります。そうすると、脳のエンジンである「酸素」や「ブドウ糖」を運ぶ効率が落ち、脳に必要な栄養が十分に行きわたらないので、不安定な気持ちになり易くなってしまうのです。
■ガムを噛む
見過ごされがちですが、顎を動かすと脳の血の巡りが良くなり、ストレスに対処しやすくなるのです。
■ハンドマッサージ
体を揉むと心拍数と血圧が少しずつ下がり、神経の興奮が収まります。
やり方としては、親指の下を15分から20分程がベストです。実践が難しいときは、不安を感じた時に揉むくらいでも大丈夫です。
〜まとまった時間で行う方法〜
■コーピング・レパートリーを作る
コーピング・レパートリーとは、「自分にとって有効なストレス対策をリスト化すること」を言います。なるべく多くのストレス対策を用意することで、状況に応じて異なるタイプのストレスが起こっても対応することができます。
私は一度ストレスで抑うつ状態になったことがあります。まさか自分がなるなんて思いもしませんでした。この事がきっかけとなり、メンタルケアの重要性を知り、良い経験をしたと今では前向きに捉えています。ぜひ「マイストレス対策」を沢山作りましょう。
コーピング・レパートリーを作る際、なるべく時間とお金がかからない内容で作りましょう。簡単にできるからこそ、ストレスを感じた際に、対策を実行しやすくなるからです。
私が休日や寝る前、仕事の休憩時間に行っているストレス対策を紹介します。
・シャワーではなく、湯舟に浸かるようにする。
・寝る前に簡単なヨガをする。
・ココアなど体が温まるものを飲む。
・アロマなどの香りを嗅ぐ。
・イライラしたり集中が切れたら、外に出る。
・こまめに伸びをする。
・深呼吸をする。
・作り笑いをする。
・カラオケで思いっきり声を出して歌う。
・ジムに行って走る、もしくは筋トレをする。
■ビジュアル・アナログ・スケール
自分の気分を採点することを言います。0点を最低、100点を最高の気分として今の自分の気分を直観で良いので、点数をつけてみましょう。この行為を行うだけでも、ストレスが軽減することが研究で証明されています。
寝る前に14日間行ってみましょう。毎日の気分をつけてみて、毎日の気分の変化が目に見えてわかるので、それだけでも安心すると思います。
■筆記開示
「筆記開示」とは、紙やノートにひたすら自分の感情を書きなぐることを言います、不安を解消やメンタルの改善に大いに高い効果が証明されています。
これは普段押さえつけていた感情を書き出すことで、心配事が外に解放されることで、ネガティブなことに脳が労力を使わなくなるおかげで起こります。
ぜひ紙に自分の感情を書きなぐりましょう。
以上を実践することで、自分の時間を取り戻ましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。